How to Make Drip Coffee
利休流!!雑味のない極上のコーヒーの淹れ方 〜ペーパードリップ編〜
2人分350cc
コーヒーカップだとたっぷり2杯分
※写真はクリックで拡大します。
準備物
- コーノ式ドリッパー
- コーノ円錐ペーパー2枚
- タンパー
- ドリップポット
- 中細挽きのコーヒー豆33g
- メジャーカップ
- 90度のお湯
手順1
ドリップペーパーのセット
画像のように始めにドリッパーにペーパーをセットします。ここでは十分にコクを出すためにペーパーは2枚重ねで使用しています。
1枚は普通にセットし2枚目は1枚目の折り目と90度ずらして重ねます。
ドリップペーパーを濡らします
その次にお湯でペーパーを濡らします。メジャーカップを温めるためと、味に紙臭さが入らないためと、ドリップした時にコーヒーが上手に濾過するためです。
紙臭さと言いますがここでメジャーカップに出たお湯を飲んでいただけると紙臭さが分かると思います。決しておいしいものではありません・・・。
そしてメジャーカップに出たお湯を捨てます。
コーヒー豆を入れます
お湯を捨てた後、再びドリッパーをセットし、コーヒー豆33gをドリッパーに入れます。(コーヒーカップたっぷり2カップ分です)
タンパーでの圧縮
コーヒー豆を入れたらここでタンパーを使いコーヒー豆を圧縮します。タンパーがなければコップの底でも大丈夫です。
これはなぜかと言うと!コーヒーをわざと目詰まりさせて、抽出の速度をゆっくりにするためです。コーヒーになめらかなコクがでることと濃いコーヒーが抽出されます。
手順2
注湯開始
お湯をゆっくり注ぎます。
蒸らし
蒸らしをします。ここで20秒から30秒お湯を差すのを待ちます。(味を濃くしたい場合は1分程蒸らします)
蒸らしの段階ではお湯はコーヒーの粉の上に湯をおくように注いで下さい。
ドリップ開始
蒸らし終了後にほそ〜くゆっくりとお湯を注ぎます。
ここで注意ですがお湯をドバッと注いでしまうとお湯がドリッパーのふちを通って薄いコーヒーが抽出されてしまいます。
なのでほそ〜くゆっくりを心がけて下さい。蒸らしの段階でもそうですが、新鮮なコーヒー豆は、おまんじゅうのようにぷっくりとふくらみます。
見ていても感動的です。まさしく、煎りたて挽きたてとはこうゆう意味です。100ccくらいまでは細くゆっくりですが、100ccから150ccまでは細く早く抽出します。
150ccで抽出はストップします。えっ!て思うかもしれませんがこの150ccはコーヒーの美味しいところだけを抽出したものです。肉でいえば霜降りですね。
そんなの信じられないという方は、150cc以降のコーヒーを別の容器に抽出して飲んでみて下さい。私が言っている意味が分かっていただけると思います。
手順3
足し湯1
美味しいところだけ抽出したコーヒーは150ccだけしか抽出していませんから濃いコーヒーです。
とっても濃いです。そこで濃く抽出されたコーヒーにお湯を足してあげましょう。
足し湯2
200ccお湯を足します。そうすると350ccのコーヒーができあがりますね?そしてマドラーなどでよーくかき混ぜて、上下同じ濃さにしてあげましょう。
濃さについて
ここで疑問に思うことがあると思います。コーヒーにお湯を足したら薄いコーヒーになってしまうのでは・・・。なりません。少なく抽出する分濃く抽出していますから。つまり、普通に32gのコーヒー豆を使って普通に抽出したコーヒーと濃さは変わらないです。
完成
これで雑味のないコーヒーのできあがりです。コーヒーが嫌いな方でもひょっとすると飲めてしまうかもしれません。
私のお客様の中でも、この淹れ方でコーヒーが大好きになりました。今まで飲んでいたコーヒーとは比べ物になりません。といったようなご意見もいただいております。
コーヒーを飲むと胃がもたれる、胸焼けがするなどといった方にもオススメです。その原因はこの抽出を避けた雑味にあるからです・・・。
極上のコーヒー。是非お試しください。